相談を受けたときには、すでに2度目の留年を受けて、教授から確定宣告された時点での相談。しかも、前回の留年時は自己申請で「次も留年なら更新はないと考えられたほうがいいです」と入管からの最後通告。それにも負けじと、2回目の留年でも入管へ駆け込んだのですが、けんもほろろであったらしく(そりゃそうでしょう、一度ならず二度までもですから)、当事務所に駆け込んでこられた案件です。
実は、本人の能力は素晴らしく、このまま卒業という二文字をゲットできずに中国へ帰るのは、相当忸怩たる思いを持つことになると思い、慎重なヒアリングをして依頼を受けさせていただきました。実は申請してから、なかなか結果が出ず、在留期限が切れても結果がでないという事態に。ヒヤヒヤしましたが、無事許可がでて、私自身も一安心した次第です。
更新は2週間から1か月くらいには結果が出ます。今回の申請は3カ月もかかり、依頼人もずいぶん気をもめておりました。依頼人を慮るあまり、入管に進捗状況をお聞きするのですが、「審査中です。しばらくお待ちください」と返されるのがオチ(というか入管もそれ以上のことは言えないのでしょう)です。しかし!今回に限って「もう少しで結果が出ます」との回答をもらってちょっとびっくりしました。3カ月という期間だけに、入管も慮ってくれたのでしょうか。
いずれにしても、許可がおりたのですから、3度目の正直で「卒業」という二文字何としてでもゲットしてほしいですね。